タックスへイブン(tax haven) とは、税金が免除されたり、著しく軽減される国・地域を指します。タックスへイブンは、「オフショア」や、あるいは「租税回避地」とも呼ばれています。
よくタックスヘイブンと初めて聞いた方に多いのは、ヘイヴン(haven)は「避難所」の意なのですが、誤ってタックス・ヘブン(heaven:税金天国)と間違っていらっしゃる方もいるようです。
また、タックスへイブンと聞いて、「なんとなくタックスへイブンという言葉は聞いたことがあるけれども、その実態がわからない」、「手始めにタックスへイブンを利用して、自分の資産を運用してみたいが、怖そうでなかなか手が出せない」というイメージをもっている方もいるようです。
タックスヘイブンとは、本来どのようなものなのでしょうか?
まずタックスヘイブンを詳しく、正確に知っておく必要があります。
タックスへイブンは、もともと小さな島国など産業が発達しない国が、国際物流の拠点となることを促進するために作った制度です。
貿易の拠点となれば定期的に寄港する船乗りなどが外貨を消費するため、海洋国家にとっては有利な方法だと考えられてきました。
したがってタックスへイブン税制が適用される業種は、本来は物流セクターであったわけです。
タックスヘイブンは無税で出費ゼロというイメージをもたれるかもしれませんが、結局さまざまな手続き費用などかかりますから、けっして出費ゼロというわけでもありません。
また、実際にはタックスヘイブンはまったく無税であるよりも、「自国にくらべて税率が低い」という場合が多いようです。
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